高温の期間中、産卵鶏を飼育し、餌を十分に与え続けるにはどうすればよいでしょうか?

産卵鶏舎の環境制御管理

1、温度:鶏舎内の温度と湿度は産卵を促進するための重要な指標であり、相対湿度は約50%~70%、温度は約18℃~23℃が産卵に最適な環境です。温度が30℃を超える場合は、窓を適切に開けるだけでなく、カーテンや水冷に加えて、水道水循環冷房、窓掛けネット冷房、扇風機の設置などにより換気を良くする必要があります。
2、給水:給餌密度を下げ、ケージ1つにつき3羽の鶏が適切です。産卵鶏が互いにつつき合うような過密状態を防ぐためです。夏には、20日に1回、2日間使用し、飲用水ラインを頻繁に清掃し、きれいな新鮮な水を供給して、飲用水の衛生と健康を確保します。
3、鶏舎への散水冷却:鶏舎内の温度が28℃~30℃に達したら、鶏舎内の湿度が70%を超えていないことを確認し、産卵鶏に散水します。開放型、半開放型の鶏舎に散水し、少量ずつ散水します。その都度、鶏の毛が濡れているか、地面が濡れていることを確認してください。また、「鶏消毒併用」をローテーションで使用することで、鶏舎内の埃を減らし、空気を浄化し、有害細菌の繁殖を抑えることができます。

2つの点を思い出してください
1. 夏の産卵鶏用
夏の高温期には、高温による飼料摂取量の低下を補い、産卵期の鶏の需要を満たすために鶏の備蓄飼料を使用する必要があるため、備蓄鶏群の給餌量は標準(30~50g)より若干多めにすることが重要です。
2、夜遅くに照明を点灯し、給餌と飲水を増やし、熱ストレスを軽減する
日中の暑い天候では鶏の給餌量が大幅に減少し、夜遅くになると涼しくなり鶏の給餌に適した状態になります。そのため、4時間後に照明を点灯し、0.5~1時間点灯させることができます(照明時間の増加は総照明プログラムには記録されません)。この方法の利点は、第一に、日中の給餌不足を補うために給餌量を増やすことができることです。第二に、鶏は十分な水分と活動性を得ることができ、熱中症による死亡リスクを軽減できます。

飼料配合調整
産卵鶏は夏場は飼料摂取量が減るため、飼料配合を調整して栄養不足を補わなければなりません。
1. 飼料中のエネルギーレベルを適切に高めることができます。例えば、1~3%の油を添加することで、飼料エネルギーレベルとタンパク質レベルを高めることができます。同時に、タンパク質原料の含有量を過度に増やさないように注意してください。タンパク質の代謝は炭水化物や脂肪よりもはるかに高いカロリーを生成し、体内の代謝熱産生を増加させるからです。
2、飼料中のカルシウムとリンの比率を調整するために、カルシウムを4%まで増やすと、カルシウムとリンの比率が7:1程度に適切になり、良好な卵殻品質が得られます。
3、VCを含む胆汁酸などの抗熱ストレス添加剤を加えると、熱ストレスが軽減され、産卵率が向上し、卵の破損率が低下するなどの効果があります。

産卵鶏の健康管理
夏季における産卵鶏の健全な管理は非常に重要です。
1. 十分な量の冷たい飲み水を確保するため、鶏に冷たい深井戸水を与えるようにしてください。これは鶏の飲水ニーズを満たすだけでなく、冷却効果も発揮します。同時に、高温によるストレスを防ぐために、ビタミンC、マルチビタミン、黄耆多糖類などの免疫相乗剤を飲み水に添加することも重要です。
2、産卵鶏に十分な活動スペースを提供し、鶏1羽あたり1.0平方メートル以上の活動スペースを確保し、鶏が自由に動き回り、休むことができることを確保する。
3、検査を強化し、異常を適時に検出して治療する。

鶏卵病の予防と管理
夏は産卵鶏の病気の発生率が高くなるため、病気の予防と管理をしっかり行う必要があります。
1、給餌管理を強化し、日常の衛生と消毒をしっかり行い、病原体の伝染の阻止を最大限に高めます。
2、予防接種業務を標準化し、予防接種手順に厳密に従ってワクチン接種を行い、伝染病の発生を防ぎます。
3、産卵鶏の罹患は適時に隔離して処理し、死んだ鶏、汚染物質、敷料などを標準化して無害化するなどの消毒を行う必要があります。

したがって、夏期産卵鶏の管理は、環境管理を徹底するだけでなく、飼料配合の調整、健康管理の強化、そして疾病予防・管理の徹底など、多方面から取り組む必要があります。こうして初めて、産卵鶏が健康に成長し、夏期に高い収量と安定した収量を確保できるのです。

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投稿日時: 2024年7月18日